戸建てとマンション どちらがお得?その2
その2です。
その1では、一般的な評価基準をご紹介させていただきました。
ご納得いただけない方も多かったかと思います。
今回は状況を深堀してご紹介いたします。
目次
裏・戸建ての特徴
メリット
駐車場代がかからない
戸建てのメリットについては、これはとても重要です。
特に子育て世代にとって、日常の移動に車を使うのであれば
非常に有利なポイントです。
車の維持費用を考えると、どこまで、メリットのなるかは微妙ですが・・・。
プライベートスペースが確保できる
最近のテレワークの普及もあり、自宅での作業スペースの確保が自宅選びの
ポイントになっています。
この点につていは優位性を感じますが、テレワークがどこまで浸透するかは半信半疑です。
デメリット
老後住みづらい
購入時の年齢から創造するのは難しいですが、
年齢が60歳以降で戸建てに住むのは非常に厳しいです。
階段、庭の手入れ、家内での温度差など
健康リスクに直結する問題が山積みになります。
「そうなる前に買い替えればいいのでは」
と、いう意見も在ると思いますが、
・増えすぎた荷物の整理
・資金不足
・引越しに伴う諸手続きの煩雑さ
などで、理想通りに買い替えが行えるのは本当にわずかです。
(この辺りは実務で体験しています)
相続財産としては手間がかかる
ご主人がなくなり相続が発生した場合問題になるケースがあります。
相続財産が現金のみであれば簡単に分割して円満解決になりますが、
戸建てを売却しての精算となると奥様の住居確保の観点から一筋縄では
いかなくなります。
相続問題が発生するケースは富裕層よりも一般層の方が多く、長期化します。
時間と労力をかけて解決しても、その後に残るのは親族間の遺恨のみとなります。
補修が自分でできない
室内の補修・清掃なら通常の生活の中である程度は可能かと思います。
屋根の上や外壁に敷地を囲う塀など、一般の方では補修ができない箇所が増えてしまいます。
近年の職人不足で価格も右型上がりですので、依頼するにも躊躇してしまいます。
また、地震等で塀などが崩れ、通行中の人に被害がでてしまうなど非常の大きな損害が発生します。
裏・マンションの特徴
メリット
売却が簡単
これに尽きます。というか、これ以外はないと思います。
しかも、購入時価格に対して下落幅は小さい為、手元にかなりの現金が用意できます。
デメリット
狭い
やはり狭い。
70㎡(3LDK)のマンションでは4人家族では狭い。
家族の成長と共に増える荷物。これはかなり整理整頓が必要になります。
修繕費の上昇
購入時に月々の支払いは確認している方は多いですが、
修繕費が将来どれくらい上昇するかまで確認しているかたは少ないかと思います。
15年移行で3~4倍程度に増加するのが一般的ですが、やはり痛い出費です。
結果
それぞれの特徴を加味し今までの経験と照らし合わせると、
それぞれ購入対象となる方が見えてきました。
(個人的見解です。ご了承ください)
戸建て購入対象者
- 年齢:30~40代
- 家族構成:4人以上
- 奥様が専業主婦orパート
- 実家が遠方
マンション購入対象者
- 年齢:20代以上可
- 家族構成:単身orDinks
購入時の考え方としては、重要な優先順位を
資産性or長期の住まい
どちらかに絞るのが良いと思います。
まとめ
住宅購入を検討する際には、希望をしっかりとまとめてから
検討をスタートする事をお勧めします。さらに、検討時期は早ければ早いほど
メリットが大きいです。
特に1番の優先事項については、明確にしておく必要があります。
あまり細かい点にこだわりを持ってしまうと購入できずに終わってしまうかもしれません。
「住めば都」と言うように、
住んでしまえば細かい点は気にならなくなります。
不動産購入はお勧めです。是非ご検討ください。
※あくまで個人の見解ですのでご了承ください。
それでは、また