現役不動産営業マンがマンション購入で失敗しない為のバルコニー選び
みなさんこんにちは。
naomana−info管理人オカです。
今回はマンション購入で失敗しない為に現役不動産営業マンの管理人オカが
バルコニーの向きは東西南北のどの方角が良いかを
こっそりご説明いたします。
意外に知られていない事実もお話ししています。
マンション選びのご参考にどうぞ。
マンンション購入するならバルコニーの向きはこの方角一択です。
かなり難しい問題です。
当たり前の事ですが、お住まいになる方の条件がそれぞれ異なるからです。
その為、みなさん全員が納得できる答えがありません。
それでもあえてどの方角が良いかと聞かれたなら、
即答で「東向き」とお答えいたします。
陽当たりの良い「南向き」が一番でしょ!
と、ご指摘があるかもしれませんが、15年以上マンション販売を経験してきた
私なりの知見ではバルコニーの向きは「南向き」より「東向き」がお勧めなのです。
理由は多岐にわたりますので、順番にご説明します。
南向きよりも東向きをお勧めする理由
現在の社会環境をメインに都心部での生活を考えてみましょう。
日本は超々高齢化社会となっています。
以前のように大きな一軒家に3世代同居して暮らすというケースは
都心部ではほとんど見られません。
この前提を踏まえると、都心部のマンションで生活している方の
特徴は下記になるかと思います
- 単身者
- 日中は仕事で不在
- 休日は外出して余暇活動を行う
いかがでしょう。
全部が全部この条件という事はありませんが
都心部にお住まいの方の70%位には当てはまっているのではないでしょうか
確かに陽当たりの良し悪しで考えると「南向き」の方が有利かもしれませんが
上記のような方がたの日常生活において、出勤前の朝の7~8時頃となると、
自宅でバルコニーからの陽当たりを気にしている余裕はほどんとありません。
ましてや、その時間帯は南向きでも陽当たりは期待できません。
そして、日中はお仕事で不在。
帰宅時はもちろん陽は沈んでいます。
どうでしょう。
本当に南向きの恩恵を十分に得る事ができるでしょうか
「南向き」が良いと思っている方、陽当たりの良さをを十分に実感されていますか。
東向きバルコニーは購入予算から考えてもお勧めです
これは日本独特の文化が関係しています。
昔から日本では住宅は南向きが一番良いとされていました。
「昔から」ここがポイントです。
社会環境は大きく変化しているのに、何故か、昔からの
慣習をそのまま鵜呑みにしているため実情とは相違のある
「南向き」信仰が続いているのです。
その為、一般ユーザーは南向のお部屋であれば多少価格が高くても
納得していただけるので、販売会社も南向き住戸は通常よりも
割高な価格設定で販売をしています。
本当に謎です。昔から言われている情報をそのまま鵜呑みにしている状況です。
今も昔も変わらずに同じ工法、同じ広さで、同じ家族構成で住宅に住み続けられれば
問題ありませんが、住宅事情は目まぐるしく変化しています。
大きさ、居住する人数、隣接する建物などなど。
昔良かったから、今も変わらず良いとは限らないのです。
すべての情報は自分自身の中で整理しないと
気が付かないところで、損をしているかもしれません。
割安な東向きがお勧めです。
「南向き」は本当に陽当たりがよいのでしょうか
前段でもアナウンスしましたが、住宅環境は目まぐるしく変化をしています。
昔は「南向き」が陽当たりが良かったかもしれませんが、
現在も本当に陽当たりがよいのでしょうか。
都心部で主流のマンションの構造です。
太陽が上にあり、そこから太陽光がマンションの
側面に降り注ぐ。
「南向き」が良いといわれるい説明図です。
ですが、よくみてみましょう。
該当部分を拡大すると、ほとんどのマンションはお部屋の外には
バルコニーがあります。
しかもいまは奥行1800mmが多くなってきています。
バルコニーの影響でほとんど部屋内には太陽光は入ってこないのです。
すべての住宅に当てはまるとは言いませんが、
南向きのお住まいの方、自宅を確認してみてください。
お部屋の中から直接太陽を確認する事はできますか。
(お試しの際はかならずサングラス等を使用し太陽を
直視しないでください)
1日にのなかでのほんの僅かな時間だけだと思いますよ。
冬の夕方の時間帯であれば、日没前は太陽の位置はかなり低くなりますので
西日が部屋の中を照らすことはあるかと思います。
でも、それは南向きでなく、西向きの話です。
まとめ
住まいに求める要件は人それぞれに違います。
生活環境ま目まぐるしく変化しています。
昔良かったものが、現在でも良いとは限りません。
自分にとって重要度が高い条件をしっかりと
把握して物件選びを行いましょう。
購入についてお悩みの方は下記ブログをご覧ください。
住まい選びは実際に住む人が満足する事が一番です。
周りの意見はあくまで参考にとどめて、
満足いく物件を選び快適な生活をお過ごしください。
では、また。