初めての不動産購入。購入時に重要な住宅ローンについてご説明いたします。
みなさん、こんにちは。
naomana-Info管理人オカです。
初めての住宅購入は分からない事だらけです。
特に住宅ローン選びは購入後の支払に直結する重要事項です。
よくわからないからと、素通りしてしまうと痛い目に合うかもしれません。
基本的に抑えておくポイントをご案内しますので、
ご参考にしてみてください。
【目次】
不動産購入と住宅ローンの関係
不動産を現金で一括購入する方はスルーしてください。
90%以上の方は何かしらの住宅ローン(融資)を利用
して不動産を購入されるかと思います。
不動産購入に住宅ローン無くてなならないものなのです。
しかしながら、この住宅ローンの手続きを個人で金融機関を
訪ねて行う人はほとんどいません。物件の販売会社の担当者が
代理(もちろん有償ですが)で対応することが殆どです。
その為、融資の流れや審査基準、各金融機関のメリット・デメリットを
把握されているかたはい少ないと思います。
購入不動産の販売会社の担当者のいわれるがまま、決定する人が
多いのが現状です。
しかし、本当にそれで良いのでしょうか。
何十年も続く住宅ローンの内容を把握せずに、紹介されたものをそのまま
受け入れてしまってよいのでしょうか。
不動産販売会社と住宅ローンの関係
ちょっとイメージ的に悪いですが、裏で繋がっています。
金融機関は1件でも多く融資申込を受けたいですし、販売会社は
融資手続きをなるべく簡素化したいという思いがあります。
双方がWin-Winになるようにお互い条件面で提携しているケースがほとんどです。
この件については、不動産購入検討者にもメリットがありますので、
神経質になることはないのですが、今は各金融機関の競争が激しくなっていますので
さらに条件のよい金融機関があるのも事実です。
そういったケースは手続きが面倒な事が多い為、担当者が紹介してもらえない事も
ありますので注意が必要です。
返済計画のアウトライン化
不動産購入時に以外に重要なのが、返済計画のアウトライン化です。
おおよそ下記の事を明確する作業になります。
- 繰上げ返済の有無
- 再販の予定
- 自己資金の額
担当者からの説明では毎月・ボーナス時に支払われる金額と返済年数の
説明があり、その金額をせっせと返済していく事になります。
その際に、さきほどの内容を明確にしておいた方が良いのです。
繰上げ返済をしない方は問題ないのですが、実施予定の方は要注意です。
ほぼ、繰り上げ返済の手数料は無料の所が多いですが、まれに手数料が
発生する場合がありますので。
再販の予定についてはかなり想定が難しいかと思います。
単身者、家族どちらのケースで購入しているかでかなり違ってきます。
再販を視野にいれての購入ならば、再販時に残金返済に絡む費用の
確認もしてみてください。
自己資金については、金融機関によっては条件が良くなるケースがあります。
自己資金を増額して得られる優遇条件の内容を確認してください。
増額するほどのメリットがないケースもありますので。
住宅ローンで確認する3つのポイント
融資金利
これ非常に重要です。
35年の長期にわたる借入ですので、わずかな金利の違いでも
返済額は大きく増減してきます。
目安として3000万円を35年買い入れ場合の金利負担額をご紹介します。
金利 | 月々支払い額 (金利含む) | 返済総額 | 支払い金利合計 |
0.5% | 77,875 | 32,707,757 | 2,707,757 |
1.0% | 84,685 | 35,567,998 | 5,567,998 |
1.5% | 91,855 | 38,579,239 | 8,579,239 |
2.0% | 99,378 | 41,739,108 | 11,739,108 |
2.5% | 107,248 | 45,044,397 | 15,044,397 |
いかがですか。
金利0.5 → 2.5 5倍に上昇しても月々の支払は約1.38倍ですが
支払い金利の合計額は、約5.56倍!!!!
購入代金3000万円に対して50%以上の金利負担になってしまうのです。
実に恐ろしい。
融資機関事の特典
最近の特に顕著になってきた気がします。
今までは住宅ローンは銀行で借りるものでしたが、
ネットバンクや他業種からの参入で選択しも増えてきています。
金利が同じであれば支払い額は変わりませんが、それ以外にメリットがあり
検討者に都合がよければそちらを選んだ方が良いかと思います。
一例をご紹介します。
イオン銀行 → イオングループでのお買い物が5%off
au銀行 → au回線、じぶん電気利用で金利引き下げ
楽天銀行 → 新規借り入れで楽天ポイント贈呈
など。
勤務先との提携状況
ご自身の勤務先と各金融機関が提携をしているケースがあります。
一部上場企業が該当となりますが、一度確認しても良いかもしれません。
勤務先に不動産購入予定が発覚してしまいますので、自己責任でお願いします。
まとめ
購入する不動産担当者がお勧めする住宅ローンで
問題はありませんが、ちょっと、確認をするだけでお得な
特典が付いてくる可能性があります。
35年という長期間のローンですから、手間を惜しまずに
確認してみてください。
それを嫌がるような担当者でしたら、他の担当者へチェンジして
もらいましょう。
こちらは1生に1度が2度の大イベントです。
少しの損失も出さないように慎重に選択してください。
では、また。